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生体医工学シンポジウム2023にて研究発表
2023年9月9日、熊本城ホールで開催された生体工学シンポジウム2023で、”Microfluidic culture of highly barrier-functional endothelial cells: mimicking in vivo vascular environment for organ chip applications”の研究を当研究室の留学生Xiaoxia HANが発表しました。
内皮細胞(EC)は血管の内側を覆い、臓器に酸素や栄養を運ぶのに不可欠です。健康な状態では、ECは互いに密着してタイトジャンクションを形成し、血液成分の漏出を防ぎます。動脈硬化や炎症などの疾患では、ECのタイトジャンクションの結合が緩くなり、重篤な合併症につながる可能性があります。
当研究室の高橋チームは、生体内血管環境を模倣するマイクロ流体培養システムを開発しました。マイクロ流体チップは、内皮細胞を播種するための血管チャネルと、臓器細胞を播種するための臓器チャネルの2つのチャネルで構成されています。ECを血管チャネルに播種し、異なる流速で培養液で灌流しました。その後、ECジャンクションの結合度を測定しました。
この研究は、臓器チップの開発に重要です。臓器チップは、臓器の構造と機能を模倣した小型デバイスです。最適な血管環境を提供することによって、臓器チップは、疾患の発生と進行を研究したり、新しい薬や治療法をテストしたりすることができます。
この研究の成果は、臓器チップモデルの精度と信頼性を向上させるのに役立ち、疾患の研究と治療に新たな進歩をもたらします。
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Takahashi
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