ごあいさつ
岡山大学の法医学教室のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
法医学は、病気や不慮の事故、自害、他害、不慮の事故では交通事故や転倒・転落、溺水、火災、窒息、中毒、災害を含む異常環境など、多様な事案について、医学的・科学的な視点から事実を明らかにし、その知見を社会へ還元する学問です。
法医学は亡くなった後の医学、という印象を持たれるかもしれません。しかし、死因究明だけでなく、生きている人を対象にする臨床的な取り組みも行っています。警察、行政、司法、医療、地域など、多くの分野と関わりながら、その知見を、将来の事故や虐待の再発防止、社会の安全と福祉につなげていくことを使命としています。
当教室では、解剖や検案、病理組織検査、薬毒物検査などの法医実務に加え、様々な課題に対する研究、教育活動、地域との連携にも力を入れています。死者に対峙する唯一の医学分野としての矜持をもち、専門性と科学的な厳密さを大切にしながらも、社会に対して分かりやすく発信する「ひらかれた法医学教室」でありたいと考えています。
法医学は、一般の方にとって、遠く、閉ざされた分野に感じられることも少なくありません。このホームページを通じて、当教室をはじめとする法医学の役割や社会的意義について知っていただければ幸いです。
沿 革
当教室は、開講100年を超える歴史ある教室です。これまでの伝統ある歩みを活かしながら、これからも精力的に取り組んでいきます。
明治20年(1887年) 岡山に第三高等中学校医学部が設置される
明治21年(1888年) 裁判医学の講義が開始される
明治26年(1893年) 裁判医学が法医学と改められる
明治34年(1901年) 第三高等学校医学部が岡山医学専門学校となる
大正 6年(1917年) 法医学講義室が竣工される
大正11年(1922年) 岡山医科大学が設立される
―大正12年(1923年) 当教室の初代教授に、小南又一郎が就任する
―大正14年(1925年) 当教室の第二代教授に、遠藤中節が就任する
*昭和8年(1933年) 第18次日本法医学会総会を開催する
昭和24年(1949年) 岡山大学が開設され、岡山大学医学部が発足する
―昭和31年(1956年) 当教室の第三代教授に、三上芳雄が就任する
*昭和35年(1960年) 第44次日本法医学会総会を開催する
―昭和53年(1978年) 当教室の第四代教授に、何川 涼が就任する
*平成 元年(1989年) 第73次日本法医学会総会を開催する
―平成 2年(1990年) 当教室の第五代教授に、石津日出雄が就任する
平成13年(2001年) 岡山大学医学部は、大学院医歯学総合研究科として部局化され、法医学は社会環境生命科学専攻の一分野となる
*平成14年(2002年) 第86次日本法医学会総会を開催する
平成17年(2005年) 薬学系も統合された大学院医歯薬学総合研究科となる
―平成19年(2007年) 当教室の第六代教授に、宮石 智が就任する
*令和 6年(2024年) 第108次日本法医学会総会を開催する
―令和 8年(2026年) 当教室の第七代教授に、姫宮彩子が就任する
