Conference
川合智子先生、貝原恵子さんが第65回日本生体医工学会大会で奨励賞を受賞しました

川合智子先生、貝原恵子さんが第65回日本生体医工学会大会で奨励賞を受賞しました

システム生理学研究室の川合智子助教および貝原恵子さんが、第65回日本生体医工学会大会において、「コニカミノルタ科学技術振興財団 日本生体医工学会大会奨励賞」を受賞しました。

第65回日本生体医工学会大会は、2026年6月5日から7日にかけて、トークネットホール仙台(仙台市民会館)で開催されました。本賞は、同大会におけるポスター発表のうち、今後の発展が大きく期待できる研究に対して贈られるものです。

貝原恵子さんは、ポスター発表「独自開発蛍光遠心顕微鏡を用いたマウス心筋細胞の過重力下におけるカルシウム動態変化」により受賞しました。本研究では、新たに独自開発した蛍光遠心顕微鏡を用いて、過重力負荷によってマウス由来心筋細胞の拍動が活発になることを明らかにしました。また、この応答には細胞が力を感知する仕組みである機械感受性チャネルと、アクチン細胞骨格が関与することが示唆されました。

川合智子先生は、ポスター発表「温度が司る精子の運動調節」により受賞しました。本研究では、温度変調システムを用いた解析により、精子細胞が高い温度感受性をもち、周囲の温度変化に応じて即座に運動パターンを変化させることや、最適温度環境に移動する可能性を示しました。特に、48℃の高温環境下では運動が可逆的に一時停止すること、また機械感受性チャネルの働きを薬理学的に阻害すると、最適温度である37℃下であっても振幅と速度が減少した直進運動や、その場での回転運動へと変化することが明らかになりました。本成果は、精子の緻密な運動制御における温度シグナリングの重要性を示唆しています。

今回の受賞は、システム生理学研究室で進めている「細胞が力や温度などの物理的環境をどのように感知し、生命現象へと変換するのか」という研究の発展性が高く評価されたものです。

川合先生、貝原さん、おめでとうございます!

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *